保護者の皆様へ 5月7日(月)
- 公開日
- 2020/05/08
- 更新日
- 2020/05/08
お知らせ
アウシュビッツ収容所(第2次世界大戦中のユダヤ人強制収容所)から、生き延びた男の子と家族の物語を読みました。
人間としての尊厳を奪われ、絶望と恐怖の日々を過ごしながらも、4歳の子供を守り抜こうとする家族。子供が覚えていた母親の口癖は、「これもいつかは過ぎていく。明日はまた新しい1日が始まる。」でした。
「辛い現実に生きる気力を奪われるのでなく、未来に心を向け今できることをする」緊急事態宣言が5月末まで延長され、社会全体が重苦しいときだからこそ、この言葉が心に残りました。
家にいることを余儀なくされた子供たちは、大人の姿を見ています。そして、その姿から学んでいきます。先の見えないコロナ禍の中で、大人だって辛いし苦しい。それでもふんばって、社会を支え、家族との暮らしを積み重ねている。
山あり谷ありの人生を生きる術を、今こそ子供たちに伝えてやってください。
(校長 森 由香里)